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トマトが実のる時🍅


ゴールデンウィークから始めた、

初の家庭菜園。

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気づけば2ヶ月が過ぎていました。


「トマトは初心者向き」

そんな言葉を信じて、苗を購入してみたけれど──

私にとっては、

他の野菜たちよりも

ずっと手がかかって、むしろ難しく感じたのです。


菜園を見に来てくださった方たちは、

「これは苗が悪かったんだよ」

と口々に言ってくださったけれど、

私はなんだか、そうは思えませんでした。


強風で茎が折れてしまったときも、

残った脇芽が、しっかりと根とつながって

時間差で、そっと花を咲かせてくれたから。


諦めかけたころ、

ちょっと距離をおいて

見守っていたら、

いつの間にか──

静かに、でも確かに、

育っていました。


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妊娠を願っていた時期の気持ちに、

少し似ているなぁと、ふと思い出しました。


なにかを強く願いすぎて、

逆に遠ざかってしまったこと。

あのときと、どこか重なるような気がして。


“手放す”って、あきらめじゃない。

“信じて待つ”って、ただの放置でもない。


願いは、

深く静かに、

土の奥で育っているのかもしれない。


人の心も、植物も、リンクするものがある。


茎がどの方向に伸びていくか、

いつ花を咲かせるのか──

太陽に照らされて、光合成しながら、

きっといちばんいい方向へと向かっているんだろうな。


見ているだけで、飽きることがない。


気づけば、毎日、少しずつ成長している。

そして、収穫したら──

過去は振り返らない。

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そんな姿に、今日も私は、

励まされています。

 
 

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